2023年12月のブログ記事
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今年こそは電子レンジを買おうとしたのに、結局、買えなかった。電子レンジがあれば、コンビニ弁当が食べられる、冷凍食品もレトルトも湯煎しなくて簡単に食べられる。温め機能だけなら一万円ぐらいだけど、それでも買えなかった。 その代わりに、電気ポットでもいいかなと思ったが、これも諦め、カセットコンロも諦... 続きをみる
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私が小説を投稿している、ステキブンゲイというサイト、大量の不正アクセスがあったそうだ。サイバー攻撃の一種らしい。 不正アクセスを削除しているとのことで、その結果、小説を読んだアクセス数が大幅に削減された。先月までは全作品トータルで300回以上は閲覧されていたのに、今月は全部合わせて、たったの3... 続きをみる
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自民党の安倍派、二階派の裏金疑惑、強制捜査が入ったけど、結局は政治資金規正法違反で終わりになるのだろうか。 派閥の会計責任者が議員から指示された証拠がないと、会計責任者の立件だけになる。それも収支報告書を修正すればいいだけだ。裏金を自分の懐に入れて私的流用していたなら、脱税になって、検察という... 続きをみる
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ニムロッド・クラブ解散 連載第15回 1866年(2) フィリップは、『アシーニアム』誌を閉じた。 あれから、三十年が過ぎた。 ロバート・シーマーが亡くなって、その数年後にフィリップは警察を退職した。同時にロンドンを離れオクスフォードに居を移したのだった。こちらでは、学校の臨時教員という職... 続きをみる
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ニムロッド・クラブ解散 連載第14回 *5*の4 出版社の二人が、四月二十日におこなわれた会合の様子を語った。 *** ディケンズは結婚を期にファニーヒルズ・インの自宅近くに新居を借りていた。 重厚そうな家具に囲まれた部屋。中には真新しい家具も見える。その会食は、さながらディケンズの独演... 続きをみる
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ニムロッド・クラブ解散 連載第13回 *5*の3 チャップマン&ホール社の一人、ウイリアム・ホールはディケンズの住まい、ファニーヒルズ・インへ足を運んだ。 そこで、ロバート・シーマーの挿絵集に文章を付ける話を持ち出した。 *** < ディケンズさんは、ロバート・シーマーさんをご存じですか ... 続きをみる
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ニムロッド・クラブ解散 連載第12回 *5*の2 フィリップとイザベラ・スミスがチャップマン&ホール出版社に出向いたのは五月の第一週だった。 ワトソンが警察の副署長に掛け合って、報告書を書くための追加調査という名目で出版社との面談の許可をもらった。だが、シーマーの一件はすでに自殺ということで... 続きをみる
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ニムロッド・クラブ解散 連載第11回 *5*の1 『リテラ・ゴディカ』紙のイザベラ・スミスはイズリントン管区の警察署に行った。 書記のフィリップ・ストックに面会を求めると、廊下で待たされた。イザベラは今日も乗馬ズボンに上着という格好だ。廊下で待つ間、行き交う巡査たちから好奇の目で見られた。 ... 続きをみる
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ニムロッド・クラブ解散 連載第10回 *4*の2 『リテラ・ゴディカ』紙では、美術、とくに、アカデミーの現状と改革についての連載を組むことになった。取材対象者として、イーストレイク、フランシス・グランド、エドワード・ランシアなどの著名な画家の名が挙がった。 イザベラは取材の補助役を命じられた... 続きをみる
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ニムロッド・クラブ解散 連載第9回 *4*の1 ロバート・シーマーの訃報記事を見てイザベラ・スミスは呆然とした。 『タイムズ』紙にその記事が載ったのは四月二十二日だった。シーマーは二十日に亡くなった。三十八歳という若さだ。恐ろしいことに、猟銃を使った自殺だった。その原因は、一時的な精神錯乱とい... 続きをみる
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ニムロッド・クラブ解散 連載第8回 *3*の3 二人は部屋の中を調べて回った。 フィリップは机の上に別の下絵があるのを見つけた。『ピクウィック・ペイパーズ』第一号に載っていた、スラマー軍医が腕を上げている図だった。 「その絵がどうかしたか? 」 ワトソンが肩越しに覗き込む。 「『ピクウィッ... 続きをみる
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ニムロッド・クラブ解散 連載第7回 *3*の2 フィリップはワトソンとともにロバート・シーマーの自宅へ向かった。彼の家までは歩いて行く。書記の務めとして筆記用具を出張用の小型鞄に入れてきた。 「亡くなったシーマーとはどんな接点があったんだ」 ワトソンは取り調べ口調になっている。 「去年の十月... 続きをみる
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ニムロッド・クラブ解散 連載第6回 *3*の1 四月十七日、肌寒い日曜日のことだった。フィリップ・ストックは久し振りに午後の散歩に出かけた。休日の散歩中でも仕事のことは頭から離れない。記録係の一人が長期欠勤しているので、なにもかもフィリップがやらなければならなかった。備品の調達もその一つだ。イ... 続きをみる
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ニムロッド・クラブ解散 連載第5回 *2*の2 書店をあとにしたフィリップはイザベラ・スミスと肩を並べて歩いた。 「フィリップさんはどう思いますか、この本」 「これが【ニムロッド・クラブ】なのでしょうか。狩猟クラブの話のようだから、その点では合っているのですが、挿絵集でなく小説ですね」 「シー... 続きをみる
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ニムロッド・クラブ解散 連載第4回 *2*の1 イザベラ・スミスの伯母、従姉妹、親戚まで含めて、スミス家の女性はおとなしく家庭に収まるタイプではなかった。看護婦になった者もいるし、画家を目指している者もいる。それは、年の離れた姪や従姉妹にも及んでいて、まだ十歳にも満たない姪が、登山家になりたい... 続きをみる
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ニムロッド・クラブ解散 19世紀英国ヴィクトリア朝を舞台に、挿絵画家の死を巡る物語を書きました。 連載第3回 *1*の2 「シーマーさん、実は、私も同業でして、細々と風刺漫画を描いておるんです」 ドイルもまた画家であるというのだ。 「そうですか、ドイルさん・・・ドイルさん、はて? 」 シーマ... 続きをみる
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ニムロッド・クラブ解散 19世紀英国ヴィクトリア朝を舞台に、挿絵画家の死を巡る物語を書きました。 連載第2回 *1*の1 フィリップ・ストックは、ロンドンの北部イズリントン管区の警察署の書記である。 1835年十月、良く晴れた秋の一日、彼はハムステッド郊外の湖に釣りに出かけた。市の中心部... 続きをみる
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