セミの大量発生

 今年、2024年、アメリカでは大量のセミが発生するそうです。その数、数千億匹とも一兆匹とも言われています。アメリカには、13年ごとに発生するセミと、17年ごとに発生するセミがいて、今年はその両方が同時に現れる年になります。日本ではセミが卵から成虫になるまで7年くらいなので、13年とは、かなり長くかかるのですね。


 全米で発生するのですが、とくにフロリダ半島から五大湖周辺にかけてが多いとのことです。しかも、日本はセミは7月ごろから鳴き始めますが、アメリカでは5月には出てきます。今年はたまたま周期が重なるので一兆匹も出現するそうです。前回の大量発生は1803年で、13と17の最小公倍数の221年ぶりの出来事になります。(ここは、書いていて自分でも納得できない)


 英語でセミは cicada 、発音は「シケイダ」です。セミの抜け殻は shell 、セミの鳴き声 buzz と言います。日本人には、セミやスズムシの鳴き声は季節感があり、風情があって、好ましいものですが、欧米では虫の声は単なる騒音、noiseとしか受け取られないと言います。セミの鳴き声は90デシベルくらいあり、パトカーのサイレンよりうるさいそうです。


 そこで、「閑かさや 岩にしみいる 蝉の声」とはならず、「The cicada makes noise」となってしまいます。ノイズかよと思います・・・日本人で良かったですね。