アメリカ大統領選挙(4月・副大統領)

 アメリカ大統領選挙、民主党の候補者はバイデン大統領、共和党の候補者はトランプ氏で決まりそうです。しかし、トランプ氏は幾つかの裁判を抱えていて、まだどうなるか分かりません。裁判中ですから、疑惑があるだけで、事実だと確定したわけではありません。中には、不倫相手に口止め料を払った際に不正な会計処理をしたのではないか、という疑惑もあります。これなどは、事実であれば、人格的には大統領にはふさわしくありません。


 さて、大統領候補者は出揃ったとして、副大統領はどうなるかというと、民主党は副大統領は現役のカマラ・ハリス氏で決まっています。ハリス氏は女性です。
 トランプ氏の陣営の副大統領が誰になるか予想してみました。


 日本ではほとんど知られていませんが、私は、ツルシー・ガバード氏になるのではないかと推測しました。この人も女性です。サモア出身でハワイ選出の下院議員になり、そのときは民主党でした。その後、バイデン氏を批判して離党し、議員も辞職したようです。
 ツルシー・ガバード氏は現役の軍人であり、アメリカの議員では初めてのヒンズー教徒でもあります。ハッキリ意見を言い、議論もできます。トランプ氏はあまり議論ができないので、副大統領には打って付けでしょう。名前の表記は日本語では、ツルシー、または、テルシーです。


 現職の副大統領が女性なので、対抗するためにトランプ陣営が女性を副大統領候補に選ぶ可能性はあります。男性の副大統領候補だと、女性を登用していないと批判されます。


 アメリカ大統領選挙には民主・共和以外にも、何人もの独立系の候補もいます。日本で言えば無所属ですね。そのうち、一番有名なのが、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏です。この第三の候補がまとまった票を獲得すると、民主・共和候補者の当落を左右する場合があります。ケネディ氏の副大統領候補も女性の、ニコール・シャナハン氏です。この人は政治経験が乏しく、また、イーロン・マスク氏と親密な関係?にあったとか、ワイドショー的な噂があります。


 そうこうしているうちに、4月14日、中東では戦火が拡大して、イランがイスラエルにドローン攻撃し、ミサイルで攻撃しました。とりあえず、その一度だけで終わりになりそうで、これ以上、拡大しないように願っています。
 これに関して、最初のニュース速報では、イランがイスラエルのゴラン高原に攻撃したと伝えていました。このゴラン高原は、国際法上はシリア領土で、イスラエルが実効支配している地域です。イスラエルの領土ではありません。従って、イランは「イスラエルが実効支配するシリア領内」を攻撃したと言えます。ゴラン高原をイスラエル領土だと宣言したのは、トランプ前大統領でした。もちろん、国際法上では承認されていません。2019年3月のことで、その後、イスラエルはゴラン高原の一部を「トランプ高原」と命名しています。