英語ニュース「YOUは何しにアメリカへ」

 私が実践している英語ニュースの聞き取り方法をご紹介します。


 私の場合は、英語ニュースを聞き取れることだけを目標にしています。アナウンサーの英語を理解できればいいので、英会話の学習には重点を置いていません。


 NBCなどのアメリカ国内向けのニュースは、アナウンサーが猛烈なスピードで話します。待ってはくれず、どんどん先へ進みます。なので、分からない単語は気にしないようにします。もちろん辞書を引いているヒマなどなく、理解できる単語を繋ぎ合わせるだけです。日本語に翻訳する時間もありません。
 そうなると、英語は英語で理解するしかないと思うようになりました。とはいえ、今のところは何とかしてスピードに慣れるのが精一杯です。固有名詞など基本的な単語はすでに分っているという前提で除くので、キーになる時事英語単語だけは勉強します。また、ニュースでは映像が流れるので、単語が分からなくても映像でもだいたい理解できます。


 アナウンサーの英語にはかなり慣れてきましたが、何かの話題で市民にインタビューしている場面では困ります。アメリカの一般人の話すのはとても分かりにくい英語です。アナウンサーは訓練されてるから発音が明瞭で聞こえやすいです。


 このところアメリカはワシントン、ニューヨーク方面は大雨が降って洪水被害が出ています。また、真ん中の辺りは山火事で凄いです。


 中国からの不法移民が入ってくるニュースも頻繁に流れます「Texas Governor on border crisis」ですね。


 国境の壁にテレビ局のレポーターが待ち構えていて、入って来た中国人に「YOUは何しにアメリカへ」と訊ねると、それには「自由」と答えていました。自由がないのが中国の現状なのです。
 また、アメリカ側に入ると、とたんにパスポートや証明書を捨てている光景が見られました。不法に入っているので、アメリカに正式に入国した証拠がないからパスポートは捨てるのです。
 さて、壁は越えたものの、そこにはアメリカ側の国境警備隊がいて、たちまち逮捕されてしまいます。そのあと、裁判所へ送られるのですが、移民が増えすぎて裁判はずっと先なので、とりあえず仮放免となり自由の身になります。これで立派な不法移民になり、アメリカに入った目的は達成したことになるのです。