万博マーチ

 万博マーチと広島原爆平和式典、そして広陵高校の話。


 1970年の大阪万博について、実際に見てきた人に話を聞こうと思いました。現在70歳くらいの人、数人に訊いて、ようやく行ったことのある人にたどり着きました。
 その人は高校二年生くらいのときに万博を見てきたそうです。とはいえ、50年も前の話なのでほとんど忘れているということでした、覚えているのは、会場内を移動するのに靴だと足が痛むのでサンダルに履き替えたことぐらいでした。あと、三波春夫が歌った「世界の国からこんにちは」というテーマソングを歌ってくれました。


 前回の万博では、万博マーチが作られ、作曲家の川島優氏(故人)が作曲しました。
 川島氏は、広島原爆平和式典で参列者が献花をする際に流れる音楽も作曲しています。「祈りの曲・哀悼歌」という曲です。式典開始から15分ほど経過したところで、参列者の献花が始まり、哀悼歌は、およそ10分ほど流れます。これは不協和音の響く、悲し気な、そして、恐ろしさも感じられる音楽です。現代音楽です。川島氏ご本人も被爆されたそうです。
 また、広島県の広陵高校の校歌も作曲しています。広陵高校は、昨日、出場校の発表があった2024年の選抜高校野球にも出場します。